豊洲市場で3月11日、水産仲卸の特種物業会(宇田川浩会長)などが取引開始を前に、各セリ場で黙祷を行いました。東日本大震災の翌年から実施しているもので、犠牲者を悼み、産地と共に歩む姿勢を示しました。また、市場内各所でも黙祷が捧げられました。特種物業会のセリ前の挨拶は次の通りです(情報提供:東京魚市場卸協同組合)。


【石川武特種物取引委員長(丸隆石川)】

 皆さんおはようございます。早朝のお忙しいところ、少しお時間をいただきます。今日3月11日は11年前に東日本大震災が発生した日でございます。多くの漁業・水産関係者が犠牲になられました。11年経ったいまなお、避難されている方、行方不明の方、大勢いらっしゃいます。形だけは復興しはじめているのかなと思いますが、そういう現状をみますと、本当の復興はまだまだなのではないかなと思います。早くに復興して頂きたいなと切に願いますとともに、大震災で犠牲になられた方、全ての方々に哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと思います。ご協力をお願いします。黙祷。ありがとうございました。
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【吉橋善伸かき取引委員長(吉善)】

 おはようございます。今日3月11日、東日本大震災から11年が経ちます。我々の業会、かきは特に三陸とは深いつながりがあります。復興された方の頑張りによって震災前それ以上の品質・数量・積んで頂いている生産者・産地の方々に感謝したいと思います。そして、いまもなお、震災以降、行方不明の方が多数、そして、まだ、いまだに不自由な生活をされている方々が沢山います。そして何よりも震災で被害を受け、亡くなられた方、その方々達に追悼の意を込め、黙祷を捧げたいと思います。ご協力をお願いします。黙祷。ありがとうございました。
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【熊川和貴うに取引委員長(山源水産)】

 おはようございます。朝の大事な時間を少し頂きたいと思います。本日3月11日は、11年前大震災が起こった日であります。11年経ちましたけれども、復興はまだまだ先のことだと思っております。かなり三陸のほうではお世話になっております。そこで、尊い命がなくなり、いまだに昨日もテレビでやっておりましたが、行方不明者の捜索をおこなっているような状況であります。ただ、私たちは、去年もいいましたが、祈ることしかできません。何をということはできないので、黙祷という黙って祈りを捧げるということを通して心の中で皆様祈って頂ければと思います。それではご協力をお願いします。黙祷。ありがとうございました。
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【宇田川勝久活魚取引委員長(川鉄)】

 みなさん、おはようございます。今日はですね東日本大震災から11年が経ちます。水産関係者で亡くなられた方に黙祷を捧げたいと思います。皆さん協力お願いいたします。黙祷。ありがとうございました。
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