豊洲市場協会(伊藤裕康会長)は1月5日、豊洲市場内で新年賀詞交歓会を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響から、全会員へ呼びかけての開催は、実に4年ぶりとなり、約100人が出席しました。

 冒頭、能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げたのちに開会。伊藤会長は能登半島地震に対して「長きに渡って全体で復興に取り組みたいと考えています。関東大震災から100年が経過したなか、われわれにとっても他人事ではなく、さまざまな大災害を予測し、防災対策を再確認のうえ見直していきます。業界間で意思疎通を図り、すべての人々の命を守り、みなさんと一緒に対策を進めていきます」と述べました。さらに「今年2月には千客万来が開業し、豊洲市場はさらに賑わいを増すことでしょう。会員のみなさまのご理解を頂きながら、業界一丸となって、『栄える市場』として発展できるように、課題の解決に向けて取り組んでまいります」と挨拶しました。

 東京都中央卸売市場の早川剛生市場長は、能登半島地震の被災者へのお見舞いの言葉を述べたあと「景気は緩やかに持ち直しているものの、物価高、円安、気候変動など環境の変化はより一層厳しいものがありますが、生鮮食料品を安定供給するためのインフラを担っているみなさまに、感謝を申し上げます。栄える市場として発展するために、経営強靭化、活性化へ取り組み、より使い勝手のよい施設へ機能強化を行います。2月には千客万来が開業しますが、活気のある賑わいを創出し、豊洲地域の活性化へ繋げていきたいと考えています」と挨拶をされました。

 賀詞交歓会は、増山春行副会長(豊洲市場青果連合事業協会副会長)の開会の辞、早山豊副会長(東京魚市場卸協同組合理事長)の乾杯の発声、吉田猛副会長(築地魚市場代表取締役社長)が魚河岸一本〆による手締めを行ったのち、鈴木敏行副会長(東京シティ青果会長)の閉会の辞で幕を閉じました。

挨拶する伊藤裕康会長
乾杯
手締め