東京都中央卸売市場豊洲市場では1月5日早朝、2025の初市が行われました。

 水産物部の入荷量は717.3トンで、前年より6.1%減少しました。

 毎年注目を集めるマグロの卸売場には、生鮮318本(前年223本)、冷凍966本(同892本)が入荷し、ともに増加したことで活気づいていました。

 新年の挨拶に続き、生鮮マグロのセリが行われました。今年の最高値は青森県大間産の生鮮クロマグロ276kgで、1キロ75万円(前年48万円)、1本あたり2億700万円(同1億1,424万円)の高値を付けました。過去2番目に高い記録です。

 また、ウニの卸売場では過去最高値となる700万円の相場が飛び出しました。これは北海道函館産の生鮮キタムラサキウニ(約400g)です。

 青果部は野菜の入荷量が945.7トンで前年より17%減少。果実も204.6トンで前年より3割減少しました。恒例の宝船は、「特大」「大」「小」「豆」の4種類23台が並び、「特大」の最高値は前年と同額の50万円でした。

 各卸売場では、業界のトップ、卸売会社の幹部らが挨拶を行い、活気ある取引が行われました。(※掲載写真は協会広報用ですので、報道への転用はご遠慮ください)