豊洲市場協会(伊藤裕康会長)は1月5日、豊洲市場内で恒例となっている新年賀詞交歓会を開催し、約120人が出席しました。
冒頭、伊藤会長は、11月3日に開催した豊洲市場まつりが成功裡に終わったことに触れ、「1,000人を超える市場の仲間とともに市場人の元気を発信し、来場したみなさまに喜んでもらえ、開催した意義を感じました」と述べました。市場取引については「市場に求められる機能が年々変わってきており、ハード面、ソフト面の両面で新たな対応が求められています。『選ばれる市場』であり続けるため、業界の力を結集し、お役に立てられる市場であり続けるように努力してまいりましょう」と挨拶しました。
東京都中央卸売市場の早川剛生市場長も豊洲市場まつりに触れ、「5万人が来場し、豊洲市場の魅力と底力を改めて感じました。この力は、多種多様な入荷やプロの目利き、そしてコロナ禍に耐え、1日も欠かさずに供給出来たことであり、その心意気と市場の元気が来場者に届いたからでしょう」と述べました。さらに、栄ある市場として発展するために力を合わせながら対応したいとし、千客万来も含め、豊洲地域の活性化へ繋げていきたいと挨拶をされました。
賀詞交歓会は、早山豊副会長(東京魚市場卸協同組合理事長)の開会の辞、吉田猛副会長(築地魚市場代表取締役会長)の乾盃の発声で歓談へ移り、森竜哉副会長(青果連合事業協会会長)が手締めを行ったのち、中川雅雄副会長(東京魚市場買参協同組合理事長)の閉会の辞で幕を閉じました。この日は終始、和やかなムードに包まれていましたが、話題を集めていたのが過去最高値となった700万円のウニ(生鮮キタムラサキウニ、北海道函館産)と、過去2番目の高値を記録した2億700万円のマグロ(生鮮クロマグロ、青森県大間産)でした。