豊洲市場は午前5時から一般来場者の入場ができ、水産物部や青果部のセリを見学することができます。一部エリアは事前申し込みが必要となります。

マグロセリは午前5時半〜6時半

マグロセリへのアクセス

  • 始発や到着時間の目安を確認
  • 駅からセリ場までのルートを確認

 豊洲市場見学で最も人気のあるのがマグロのセリ見学です。早朝5時半スタートと、かなりの早起きが必要ですが、お子さんから大人まで楽しむことができ、豊洲市場ならではの雰囲気を味わえます。豊洲市場は3つの街区に分かれ、広大な施設となるため、事前に時間や場所を確認しておくとスムーズです。なお、アクセスは車(市場の外に民間駐車場があります)や都バス(新橋駅→豊洲市場)、ゆりかもめなどでどうぞ。

セリの時間

  • セリは鐘の音で5時半スタート
  • ライブ音声中継は6時半ごろまで
  • 見学者通路からは冷凍マグロセリ

《セリの時間》マグロのセリは、5時半に始まります。水産卸売場棟の見学者通路にはマグロセリ場のライブ音声が流れるため、開始を知らせる鐘の音が響き渡ります。セリ場には1000本近くのマグロが並び、生鮮マグロ、冷凍マグロの順にセリが行われていきます。セリは6時半頃まで行われ、これに合わせてライブ音声も約1時間に渡り流れます。なお、見学者通路からは生鮮マグロセリはやや見にくいため、冷凍マグロのセリが主な見所となります。

マグロのセリ本数は季節や入荷状況で異なりますが、生鮮が約200本、冷凍が約1000本ほど。生鮮と冷凍のクロマグロ(本マグロ)、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロが並びます。予約不要で来場できる見学者通路からは、生鮮マグロセリ場は見にくく、冷凍マグロのセリ見学がメインとなります。
 セリは水産卸売業者5社のセリ人がそれぞれ行い、仲卸業者や売買参加者が参加。卸会社が番号をつけ並べたマグロは、セリ開始と同時に次々と競り落とされ、運搬車などで運び出されていきます。

価格の決まり方

  • 気になる手やりは案内板必見
  • 主な登場人物と仕組み

 セリ場には数百人もの関係者が集まります。目立つのが一段高いセリ台にのるセリ人さん。独特の口調でマグロのセリを進めます。どうしても気になるのがマグロの値段。セリ人の掛け声とともに、仲卸業者らが手をあげて値段を示していますが、この手やりについては、見学者通路に案内板が設置してあります。瞬時に決まりますが、目を凝らしてセリの様子を観察してみてください。

主な登場人物

セリ人(=売る人:水産卸売業者)
鐘の音とともに、並べたマグロのセリを行う人。独特の掛け声で高値を引き出します。良いマグロから順に並べます。

仲卸業者(=買う人)
下見をして品質を確認し、手やりで値段を示し、競り落とす人。競合すれば値が競り上がることも。早朝から下見を行い、「目利き」がポイントです。

売買参加者(=買う人)
市場外に拠点を置く大手の事業者など、セリ人から直接買い付ける人。

青果のセリ見学

  • 青果のセリ見学
  • 6時半から旬の食材のセリ

 青果のセリは午前6時半から、5街区青果棟の卸売り場で行われます。青果棟の見学者通路を進んでいただき、突き当りにある見学者デッキからご覧いただけます。6時半から行われるのは「促成せり」というもので、旬の食材が中心に登場します。季節によって松茸などがずらりと並び圧巻です。