豊洲市場まつりでは、水産物流通で利用した発泡スチロールを再資源化して作成したキーホルダーを、スタンプラリーの景品としてプレゼントする予定です。キャラクターは豊洲市場協会が広報用に使う「豊洲のいちばにゃん」を採用。鮮度を保つ発泡スチロールの重要性とリサイクルへの取り組みをPRする予定です。

 なお、スタンプラリーの台紙は市場まつり会場内で配布いたします。詳細は後日公表いたします。先着順(1500個程度)での配布となりますので、ご了承ください。

市場内の発泡スチロール全量をリサイクル

 豊洲市場では毎日(開市日)6〜7トンの廃発泡スチロールが発生します。この発泡スチロールは水産物の鮮度を保つ重要なアイテムで、効率的な輸配送にも寄与しています。日本最大の水産物卸売市場である当市場では、大量に出る発泡廃棄物を場内にある工場(リサイクル棟)で粉砕して熱で溶かし圧縮。これを全てリサイクル(海外中心)に回しており、プラスチック製品などに生まれ変わっています。

市場初のケミカルリサイクルに挑戦

 今回の取り組みでは、この圧縮した廃棄物を国内工場に持ち込み、熱分解・精製により発泡スチロールの原料であるスチレンモノマーに還元します。バージン原料と変わらない原料となるため、透明なキーホルダーや飲食に使用する丼容器・トレーに再生することが可能となりした。

まつりで使用した容器も再利用

 市場まつりでは、使用した丼容器やトレーを回収し、再びリサイクルに回す実証試験も実施いたします。会場での分別回収にご協力をお願いします。水産物の持続的な利用とともに地球環境にやさしい循環への取り組みを強化してまいります。