東日本大震災から10年が経過した3月11日、各セリ場などで黙祷が捧げられました。特種物業会が中心となり2012年から毎年行なっている黙祷では、石川武特種取引委員長が「水産漁業関係者が大勢犠牲になり、その他皆様の中にもご親戚等が被害にあわれた方も多いと思います。この大きな被害を起こした震災を忘れないためにも、皆様哀悼の意を持って黙祷を捧げたい」とあいさつしました。
カキの取引前には、吉橋善伸カキ取引委員長が「震災後、何度か三陸に伺った際、同じ場所で商売をすることは怖くないのか尋ねた。生産者の皆様はこれが私たちの仕事で、良いものを作って市場に届ける、お客様に届けるという言葉をきき、感銘を受けた。それが豊洲に届いている。その生産者たちの思いを私たちは、そこに値をつけ販売していかなければ」と挨拶。黙祷しました。