豊洲市場協会は10月7日、市場内で事業者向けに省エネセミナーを開催しました。各業界から約70名が参加。電気供給を取り巻く環境、電気料金の仕組み、豊洲市場の電気料金体系、市場内でできる省エネ策について学びました。

 今回のセミナーは基礎編として実施しました。電気料金は、「基本料金」「従量料金」「燃料調整費」「再エネ賦課金」を中心に構成されること、その中でも「燃料調整費」が高騰していることなどを確認。豊洲市場は特別高圧のため、燃料調整費の上限に達した一般家庭向けと違い上昇を続けていることなどの説明を受けました。

 市場内の電気料金単価は前年度の総使用量・総支払い料金から計算するため、現在の電気料金高騰の影響が来年度(6月以降)から反映されることなど基本ルールを確認。市場内で実施可能な省エネ対策、省エネに関する行政支援策等の説明を受けました。

 豊洲市場は市場内の全事業者が省エネに取り組み、使用量を削減することが電気料金・単価上昇抑制のポイントとなります。来年度は単価上昇が見込まれることから、各業界・各社が積極的に省エネに取り組んでいただきたいと思います。

 ※セミナー開催にあたり、東京都地球温暖化防止活動推進センターの皆様には、市場内視察を含めご協力頂き、感謝申し上げます。また、東京都中央卸売市場の支援に御礼申し上げます。