国産水産物販売促進協議会は2月20日、都内で豊洲市場関係団体も協力した「全国養殖クロマグロ品評会」を開催しました。豊洲市場協会、東京都水産物卸売業者協会、東京魚市場卸協同組合、東京豊洲市場大物業会が協力。市場協会の伊藤裕康会長、水産卸の前川直興東都水産大物部大物課課長、大物業会の横田繁夫会長の3名が特別審査員、審査員として参加しました。
養殖マグロ品評会では、長崎、三重、高知、愛媛、大分から合計7社の養殖クロマグロを評価。審査の結果、最優秀賞に道水中谷水産株式会社(高知県)、専門審査委員賞に長崎県五島漁業協同組合・株式会社ツナドリーム五島(長崎)、一般審査委員賞に有限会社橋口水産(長崎県)が選ばれました。
品評会は学校法人服部学園、全国クロマグロ養殖連絡協議会も協力。服部幸應校長、宮原正典水産研究・教育機構理事長、和食料理人らが審査員を務めました。このほか、一般審査員として魚食普及の専門家、水産関連団体、メディア関係者、一般消費者らも審査に加わりました。
【講評】
伊藤会長「養殖マグロがもっとみんなに愛されて、大事な食材として、広く普及していくことを期待している。今日ご覧になったように質が良くなっている。これは皆さんの努力。皆さんの仕事が発展していけば、私たちの魚食の大きな支えになると思う」
前川課長「養殖マグロはセリではなく相対が主流。今日、生産者のビデオを見せてもらったが、一本一本丁寧に扱っている。今回の品評会は良い経験をさせてもらった。コロナで大変だが、一生懸命作っていただいて、我々は一生懸命売っていきたい」
横田会長「市場は大変たくさんの方に支えてもらっていることに感謝します。市場では天然が主流だが、養殖マグロは改善されているというのが感想。天然、養殖とも消費者に食べていただく努力をしていきたい」